2006-11-30

eclipseとFirefoxの相性が悪い問題

FreeBSDのeclipseを3.2.1に上げようとしたら、ビルドが途中で止まった。xpcom.cppがなんちゃらとか、見た目、単純そうな文法エラーが大量に出る。

で、どうやらWITH_MOZILLA=firefoxではビルドできないらしい。eclipseの問題かFirefoxの問題か2.0の問題かよく読んでないけど、mozillaならいいらしい。

しかし、mozillaをわざわざ入れるのも嫌だし、もともとブラウザを組み込む必要も今のところないので、とりあえず、/usr/local/etc/port.confに
java/eclipse: WITHOUT_MOZILLA
を追加。

ところで、portconfはなかなかいいシステムだけど、make用の環境変数はいじれないものだろうか。

2006-11-22

coreutilsアップグレード失敗

portmaster使ったcoreutilsのアップグレード中、古いのを消した後のインストールの時点で、エラーで停止。

gmkdirがないらしい。

gmkdirってcoreutilsに入ってるんだから、インストールで使えるわけないじゃんと思いつつ、インストールし直してみる。新規インストールはうまくいったので、configureあたりでgmkdirがあると見て、そいつを使ってしまっているのだろう。freebsd-portsを見てみたら、案の定、既に報告されていた。でも、確かに、ありえるミスだ。クリーンインストールは何度でもテストできるけど、アップグレードのテストって面倒だしなかなかしないものだ。

で、依存関係の再構築をしないといけないんだが、portmasterってやっぱりこういう途中停止が面倒。と思ったら、幸い、どのパッケージも依存していなかった。

じゃあ、何のために入ってるんだろう?依存があったけど消えた?BUILD_DEPENDだった?消してもいいだろうか?

追記(11/24)

coreutils-6.4_1で修正済。

2006-11-13

ja-xdvik-tetexでIPAフォントを使う覚え書き

xdvikでIPAフォントを使うには、基本的には、/usr/local/share/texmf/xdvi/ptex/vfontmapを書き変えればよい。しかし、ただ書き変えただけでは、更新すると失われるので、vfontmap.ipaとかに作成しておき、~/.Xresourcesに

XDvi*vfontmap: /usr/local/share/texmf/xdvi/ptex/vfontmap.ipa

としておくとよい。

本来は、vfontmap.distがあるんだから、vfontmapが変更されてたら無視するようにportsを作っておいてほしいもの。

そろそろKochiフォント排除できるか。

2006-11-03

FreeBSDのFirefoxで正しくboldを

FreeBSDでようやくFirefox 2.0のportsが出て、さっそく上げた。

結局、1.5.0.7でもボールドの文字が完全には解決していなくて、ちゃんと出るサイトもあったが、特にgoodleで出なくて大変不便であった。ちょっと調べて出てきたサイト(ttt: FreeBSDと Firefoxと ボールド体と)には、freetype2 などにWITH_CJKをつけないとボールドにならないと書いてあったが、若干情報が古く、現時点では WITH_CJK オプションは不要で、すべてコメントアウトされている。実際、きちんとボールドで出るサイトもある。

で、例によって、重い腰を上げて(最初からそうすればいいのに)、googleの結果のページと、ちゃんとボールドで出るページのソースを眺めてみた。そうすると、違いは、googleが<b>要素を使ってるのに対し、後者は、<span style="font-weight: bold;">だった。まさか、この二つの意味が違うとは。

Firefoxは<b>をどのように扱っているかを調べたところ、/usr/local/lib/firefox/res/html.css 内で、

b, strong {
font-weight: bolder;
}
などとなっている。

次に、bolderとboldの違いを調べ出したら、bolderはかなり複雑そうだ(W3, Take off with CSS)。そのフォントに割り当てられている次の重みを選択することになっているが、「割り当てられている」というのがかなりあいまいで実装しだいかと思う。

FreeBSDのFirefoxでIPAフォントを使った場合のfont-weightの値ごとの実際の表示が右の感じ。ついでに、<b>を重ねれば、ちゃんとボールドになることもわかった。

とはいえ、<b>を重ねるサイトなんてほとんどあるとも思えず、一つだけでボールドになってくれる方がよほど実用的である。

ということで、userContent.css には、
b, strong { font-weight: bold; }
を加えた。